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【短編・恋愛小説】『透花(とうか)と陽翔(はると)──幼馴染じゃ、いられなくなった日』 

ドキドキする恋のうた。YouTubeで配信中!

※これは「ずっと一緒だよ」の過去のお話、純愛物語です。(前日譚)

『透花(とうか)と陽翔(はると)──幼馴染じゃ、いられなくなった日』 


『透花(とうか)と陽翔(はると)──幼馴染じゃ、いられなくなった日。』 【「ずっと一緒だよ」の前の物語】
目次

序章:幼馴染の距離感(変わらないはずだった日々)

透花(とうか)と陽翔(はると)は、物心ついた頃からずっと一緒だった。
家も近所で、親同士も仲が良く、学校でもいつも隣にいた。

『透花(とうか)と陽翔(はると)──幼馴染じゃ、いられなくなった日』 【「ずっと一緒だよ」の前の物語】

「お前ら付き合ってんの?」

そんな冷やかしを受けるのも日常茶飯事だった。

「は? そんなわけないし!陽翔とは幼馴染だよっ」

透花は笑いながらそう言ったけれど、どこか心の奥に違和感があった。

幼馴染だから、当たり前のように一緒にいる。
だけど、それがずっと続くものなのか、時々ふと不安になることもあった。

ある日の帰り道、陽翔がふと口にした。

『透花(とうか)と陽翔(はると)──幼馴染じゃ、いられなくなった日』 【「ずっと一緒だよ」の前の物語】

「なあ、もし俺ら、離ればなれになったらどうなるんだろな?」

「え?」

唐突な問いかけに、透花は足を止めた。

「……そ、そんなこと、考えたこともないし(苦笑)」

「だよなー」

陽翔はどこか納得したように頷き、歩き出した。
透花はその背中を見つめながら、
「当たり前」の関係が、いつまでも続くわけではないのかもしれない‥
そう思うと、ほんの少しだけ、胸がざわついた。

その夜、透花は布団に入りながら天井を見つめていた。
「離ればなれになったら…?」

『透花(とうか)と陽翔(はると)──幼馴染じゃ、いられなくなった日』 【「ずっと一緒だよ」の前の物語】

思わずスマホを開き、陽翔との過去の写真を遡る。
幼稚園、小学校、中学校──そして今。
いつも隣にいた陽翔。
「なんで急にそんなこと言うのよ、バカ陽翔っ‥」

手のひらをぎゅっと握りしめ、静かに目を閉じた。


第一章:美咲の登場(小さな違和感)

『透花(とうか)と陽翔(はると)──幼馴染じゃ、いられなくなった日』 【「ずっと一緒だよ」の前の物語】

美咲(みさき)は透花と同じクラス。
黒髪で真面目そうな見た目だが、どこか人を見下したような冷ややかな瞳を持つ。

透花とは特別仲がいいわけでもなく、話すこともほとんどない。
しかし、彼女は学年トップの成績を誇る優等生で、
教師たちからの評価も高かった。

「透花、靴、どうしたの?」

ある日、透花が体育館に行くために靴箱を開けると、
いつも履いている「体育館シューズ」が見当たらなかった。

「……え?」

クラスメイトの何人かが不思議そうに透花を見つめている。

「もしかして、誰かが間違えて履いていっちゃったとか?」

友人が言うが、透花には”ほんの少し”心当たりがあった。

『透花(とうか)と陽翔(はると)──幼馴染じゃ、いられなくなった日』 【「ずっと一緒だよ」の前の物語】

そういえば、美咲が最近、こちらをじっと見ていることが増えた。(気がする)
そして、時折、何かを考えているような冷たい視線を向けてくる。

(まさか……ね)

確証はない。
透花は誰にも言えず、黙って上履きを履いた。

その日の昼休み、透花は陽翔の姿を探した。
そして、目にしたのは、美咲と話している陽翔の姿だった。

『透花(とうか)と陽翔(はると)──幼馴染じゃ、いられなくなった日』 【「ずっと一緒だよ」の前の物語】

(なんであんなに楽しそうに話してるの…仲良かったっけ‥?)

心の奥がぎゅっと締めつけられる。


第二章:すれ違いと勘違い(「もう昔みたいには戻れないの?」)

『透花(とうか)と陽翔(はると)──幼馴染じゃ、いられなくなった日』 【「ずっと一緒だよ」の前の物語】

透花は陽翔を少し避けるようになった。
話しかけられても、どこか素っ気なく返してしまう。

そんなとき、
陽翔もまた、透花が他の男子と楽しそうに話しているのを見て、
なんとも言えない気持ちになっていた。

『透花(とうか)と陽翔(はると)──幼馴染じゃ、いられなくなった日』 【「ずっと一緒だよ」の前の物語】

(……なんで、こんな気になるんだ? 別に普通のことじゃん‥)

ある日、放課後の帰り道。

「もしかして透花、怒ってる‥?」

陽翔がぽつりと言った。
透花は驚き、そして何か言い返そうとしたが、
心の中に渦巻く感情をどう言葉にすればいいのか分からなかった。

『透花(とうか)と陽翔(はると)──幼馴染じゃ、いられなくなった日』 【「ずっと一緒だよ」の前の物語】

「別に……」

「別に?」

陽翔は眉をひそめ、じっと透花を見つめた。

「透花、俺に何か隠してるの?」

透花は唇を噛んだ。
自分のこの胸のざわつきの正体が、
嫉妬なのか、それともただの違和感なのか、
まだ自分でも分からなかった。


第三章:決定的な出来事(本当の気持ちに気づく)

『透花(とうか)と陽翔(はると)──幼馴染じゃ、いられなくなった日』 【「ずっと一緒だよ」の前の物語】

透花の靴(体育館シューズ)がなくなった事件の翌日。

陽翔が透花を探し、無言で靴を差し出した。

「‥え?!」

「……見つけた。
透花、ちゃんと言えよ。‥なんていうか‥‥うーむ。。とにかく、困ってるならまず俺に言って」

陽翔は、少し顔を赤くして言った。

透花はポツリと漏らす。

『透花(とうか)と陽翔(はると)──幼馴染じゃ、いられなくなった日』 【「ずっと一緒だよ」の前の物語】

「だって、最近陽翔は美咲とばっかり…」

その瞬間、陽翔は目を見開いて驚いた表情を見せた。
「え‥‥あ、美咲とは、生徒会のことを話してたんだ。
色々『生徒会のことで相談に乗って欲しい』って言われたから話してただけだよ?」

「‥‥そ、そうなの‥?!」
「うん‥‥」

2人は、頬を赤くした。

『透花(とうか)と陽翔(はると)──幼馴染じゃ、いられなくなった日』 【「ずっと一緒だよ」の前の物語】

・・・そのとき、
こっそりと、会話を盗み聞きしている者がいたが、そのことに透花と陽翔は気づかなかった。

透花は涙を拭いながら、小さく息を呑む。

陽翔は少しの沈黙の後、透花の肩に手を置いた。

「……透花がそんなふうに思ってくれてたなんて、俺知らなかった。」

「うん、ずっと気になってた……陽翔は?」

「……実は俺も、、、透花のことばっかり気になってた‥」

エピローグ:「ずっと一緒にいたい」

『透花(とうか)と陽翔(はると)──幼馴染じゃ、いられなくなった日』 【「ずっと一緒だよ」の前の物語】

陽翔の言葉を聞いて、透花は一瞬、思考が止まった。
「……俺も、透花のことばっかり気になってた。」

それが、ずっと求めていた答えなのに。
それが、ずっと望んでいた言葉なのに。

「……本当に?」

透花の声は、震えていた。
陽翔は静かに微笑んで、彼女の髪をくしゃっと撫でる。

「バカ透花、俺が嘘つくわけないだろ?」

透花の頬が、ふわりと熱を帯びた。
もう隠せない。もう誤魔化せない。

(これが、「好き」なんだ。)

陽翔が軽く息を吐き、ゆっくりと視線を落とした。
「……じゃあさ。」

「なに?」

「俺と‥‥ずっと一緒にいてくれる?」

透花の心臓が跳ね上がる。
真っ直ぐな言葉。揺るぎのない瞳。

「……うん。」

『透花(とうか)と陽翔(はると)──幼馴染じゃ、いられなくなった日』 【「ずっと一緒だよ」の前の物語】

透花は小さく頷いた。
陽翔の隣が、一番落ち着く。
これまでも、これからも。

陽翔は満足そうに笑い、ふわりと透花の指先を掴んだ。
透花は驚いて、指を見つめる。

「えっ……?」

「い、いいだろ?」

ふたりの指が、そっと絡む。
これまでのように、当たり前の仕草のように。
だけど、確かに、何かが変わった。


夜の帰り道

空を見上げると、星が綺麗に瞬いていた。

『透花(とうか)と陽翔(はると)──幼馴染じゃ、いられなくなった日』 【「ずっと一緒だよ」の前の物語】

透花と陽翔は、ゆっくりと帰り道を歩いていく。
足並みを揃えるように、自然と歩幅が合う。

いつもと同じはずなのに。
世界が、少しだけ違って見えた。

「陽翔、ずっと一緒にいてね。」

「……当たり前だろ。」

透花は静かに笑った。
いつまでも、この幸せな時間が続けばいいと思った。

だけど、、、その願いが叶わないことを、この時のふたりはまだ知らない。

──そして後日、、、
2人が、とんでもない”コト”へ導かれるなんて、誰も予想できなかった。。

『透花(とうか)と陽翔(はると)──幼馴染じゃ、いられなくなった日』

寿司娘

続編:「ずっと一緒だよ(※当サイトで読めます)

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